マヒシュマティの歩き方

バーフバリをより楽しむために、ファンの方々が様々なガイドを作ってくれているのでご紹介します。

バーフバリ登場人物の額の印の意味より。バラーラデーヴァ

✱あのおでこのマークは何?

登場人物の額のマーク=ビンディ。日本人には馴染みがないのでわかりづらいのですが、 これらは信仰をあらわす”ティラカ”と呼ばれるもので、バーフバリにおいては、各キャラクターの性格を表す重要アイテムなんだそう。
どのマークがどんな意味を表しているのか、わかりやすく解説してくれているのがあきさんが書かれた こちらの記事→バーフバリ登場人物の額の印の意味 です。バラーラデーヴァは”太陽”。因みに私はこちらの記事でバドラ王子のティラカが”雄牛”であることをしり、ぞぞぞとしたのでした…

✱黄色い粉に白い粉、謎の紐

劇中に登場するインドならではの粉や衣装の数々。それらのアイテムに隠された意味について、インド神話などに詳しい作家のインド神話の天竺奇譚/吉咲志音さんが解説してくださっています。ツイッターの元記事はこちらから。
インド神話やヒンドゥー教が絡んだものが多く、素人では知りえなかった情報が満載。例えば、『バーフバリ 王の凱旋』終盤でマヘンドラが体に叩きつける白い粉はシヴァ神を祀る聖灰。戦士が戦いに赴く時に体に塗るんだそう。インドの人たちはそれを知っているので、なおさらこのシーンではマヘンドラの気合が伝わり盛り上がったことでしょう。因みに、バラーラデーヴァのあの武器はガダーという武器。インド神話の猿王ハヌマーンが使っています。これらの設定を知ってからバーフバリを観なおすと面白さ倍増です。

✱何をたべてるの?

『バーフバリ 伝説誕生』でカッタッパが木の下で食事をとりますが、そのシーンの直前にカッタッパが丸い塊を支給されますよね。あれが何なのかずっと気になっていたのですが、ネットの記事でマヒシュマティの食事について検証しているページを見つけました。Kattappa Ne Baahubali Ko Kya Khilaya? Seriously, Where’s the Food?
英文なので、完全に読み解けてはいないのですが、インドの歴史やマヒシュマティの地理的環境を元に考察されています。このページによると、カッタッパが食べていたのは”Sangati”だろうとのこと。茹でたお米とラギという穀物でつくったおにぎりのようなもので、再現レシピも掲載されています。その他にも、マノハリ(『バーフバリ 伝説誕生』でカットされたダンスシーン)に出てくるヤシ酒についても言及しています。


✱”リフレイン”と伏線回収


バーフバリには物語全体に様々な”リフレイン”が隠されています。それらはこの物語におけるアマレンドラとマヘンドラの二人の”バーフバリ”が神に導かれている(神の化身である)=”運命”であることを印象付けていきます。

例えば、国母シヴァガミが行った悪魔祓いの儀式では最後に乾草のようなもので作られた悪魔象を燃やしますが、その25年後にデーヴァセーナが同じく儀式を行い、バラーラデーヴァを燃やします。

また、劇中デーヴァセーナが鎖につながれているシーンがありますが、この鎖を切るのはいずれも”バーフバリ”によって切られます。一度目はアマレンドラ・バーフバリ、二度目はその息子マヘンドラ・バーフバリです。

マヘンドラ・バーフバリが滝の下の村で暮らしていた時の名前は”シヴドゥ”ですが、アマレンドラ・バーフバリがクンタラで素性を隠して生活している時の名前もまた”シヴドゥ”です(クマラがアマレンドラを「シヴドゥ」と呼んでいるのが聞き取れると思います。)

これらのリフレインについて、Princess Consuela❤️ (@Lilmisspheebs)さんが ツイートしていらしたのでご紹介します。一連の伏線回収や繰り返されるリフレインの箇所について、ツイートのスレッドにまとまっています。日本版ではカットされた部分についても知ることができます。